ガエルネ ビブラム クラン ケッテンマックス モーションプロ カフェ・ジャペックス
Buon giorno! a tutti!!(みなさん、こんにちは!)
イタリア最大の商業都市、ミラノにやってきました。ここで開催されるミラノ・モーターサイクルショーは、おそらく世界最大のモーターサイクルショーといっても過言ではないでしょう。日本では、年々、オートバイの人気が今ひとつ盛り上がらない、とか売れ行きが伸びないといった、あまり芳しくない話をよく耳にしますが、それはそれ、極東の小さな島の出来事にすぎないのかな、と思わせるほど、ヨーロッパは元気です。会場となるFIERA MILANOはヨーロッパ有数のショー会場。幕張メッセを果てしなく大きくした、それはもう巨大な会場です。10以上のパビリオンを使用して、世界中のオートバイメーカーと、用品やパーツを扱うメーカーやショップが所狭しと、ブースを展開。その華やかさは、本当に圧倒的です。もちろん、オートバイメーカーとしては、世界規模の日本のメーカー各社も、広大な面積規模で、ラインナップを紹介、さらにショーならではのコンセプトモデルも出品するなど、まさに会場の華といった具合です。でも、ここはイタリア、もちろんご存じドゥカティ、アプリリア、カジバやモトグッツィなどなどバイクメーカーのハナ息は、最高潮に達しています。さらに、japex.netがこれからみなさんに、お届けしたいと思っている魅力的な商品を扱っている用品やパーツメーカーも、ここぞとばかりに新商品や主力製品のモデルチェンジを発表、オートバイという乗り物が、きちんと社会に組み込まれ、文化として育っているヨーロッパには、単にマーケットの要求に応えるためだけではない、意欲的な新しいウェーブが、次々と巻き起こっているようです。

会場となるFIERA MILANOは中世の面影そのままの旧市街から、地下鉄で10分ほど、AMENDRA駅で下車すると目の前に巨大な建造物が迫ってきます。一般公開は土日だけ、それまでのウィークデイは、世界中から集まる関係者やジャーナリスト、ディストリビュータの間で、様々なビジネスが展開されるという日程です。前日にミラノ入りしたjapex.net一行は、時差ぼけもわすれて開催初日となる会場に到着しました。
入り口は、基本的には関係者だけというのに、すごい混雑。我々はすでに入場手続きが終了していたので、あっさりとゲートを通過、まずはガエルネのブースを目指します。かれこれ30年来のつきあいとなり、もはやファミリーの一員といったjapex.netのメンバーはイタリア式の手厚い歓迎を受けました。今回このブースを取り仕切っているのが、現在の実質的な社長となっているマルタ嬢、創立社長の次女です。ビジネスマンタイプの雰囲気というよりは、イタリア人ならではの陽気さと明るさが魅力です。それからマネージャーのガスパレット氏、こちらも気さくな本当にステキなおじさんといった印象です。
我々としてはすでにガエルネ商品については、常に直接コンタクトをとって、お互いに商品開発やアイデアを交換している間柄なので、一行は挨拶がすんだところから、それぞれ、別の目的のために会場に散らばっていきました。皆、この機会に是非取引を成立させたい、というまっとうなディストリビューターの仕事にやってきているのだから当然です。でも、サイトの担当とはいえ、実際の業務はドシロートの私ビクターは、いってみれば単なるレポーター、一応ボスからは、「どうせうろうろするなら、何かいい商品を見つけてこい!」という指令はもらっているものの、それがどこにあるかもわからず、取りあえず広ーい会場を全て回ることを目標に歩き出しました。

最初のパビリオンは、中心の最も広い会場部分にドーンとホンダ、BMW、トライアンフ、といったバイクメーカーが最新モデルをずらっと並べています。特にホンダは注目モデルには、スパーモデル級の美人コンパニオンが寄り添って、華やかさもダントツです。ショーならではの、コンセプトモデルとしては、やや意表をついた、その名も「卵・たまご」という、ファンモデルを発表。フルカバードされたボディ中央には、フルフェイスヘルメットが二つはいるトランクが。エンジンはどこにあるの?ってつっこみたくなるけど、スクーターなんですね。

そして当然の主力モデルとなるスポーツタイプは、MOTO GPの活躍やロッシの人気からも黒山の人だかり、でも個人的には日本メーカーだし、スーパースポーツにはあまり興味がないので、この辺は流して見つつ、もう一つの人混みの中へ、そこにはヨーロッパでも大人気となっている大型スクーターの一群が。日本では未発売のパンテオンをはじめおなじみのFORZAがJAZZという名前で陳列されていました。このスクーター人気は、ここ数年世界中で盛り上がりを見せていて、シティコミュータや、果ては国と国を移動するヨーロッパならではのロングツーリングまで、その使用範囲と可能性は拡がりを見せているようです。この世界的なスクーターブームというのも、これからのオートバイを考える上で、重要なところですね。
イギリス伝統のトライアンフにはこの後の記者会見時に、初めて世界に披露されるニューモデルが、布をかぶせられた状態で静かに置かれています。布を通して、見えるエキパイのレイアウトはなんと縦置きエンジンか!?伝統をひとつの売り物にしているメーカーでありながら、最近ではDYTNA900、SPEED TRIPLEなどどちらかというとストリートファイター風のバイクがヨーロッパでは大人気。そういう意味では、今注目を集めているメーカーのひとつともいえそうです。でも個人的にはせっかく復活したボンネビルは、なんか今ひとつ?良くできているだけに、思い切りが感じられない。その辺がちょっと・・・・。そんなクラシックファンをうならせるモデルも実はこのショーで発表となる予定、注目度は高まる一方です。

次はBMW、R1150 R "Rockster"というこれまた、ストリートリーガルを筆頭に、昨年発表されたSCARVERも注目です。ここヨーロッパでもBMWは高級車のイメージで成り立っています。シンプルなブースづくりや、丁寧に計算されたラインナップづくり、そのどれをとっても隙のないゲルマン魂は、ここイタリアでは独自の光を放っていました。個人的な注目は、ウェア関係。これはBMWジャパンから日本でも発売されているのだけれど、価格は溜息ものの超高級商品。もちろんBMWユーザーだけが着ることを許される?逸品であることは間違い無しです。でも、会場には他にもまだ日本では良く知られていないけど、クオリティの高いウェアメーカもたくさん並んでいる。何かいいモノを探し出さなくては。

バイクメーカーがどのパビリオンでも中央位置の華となっているその周辺では、イタリアバイクウェアの有名ブランドが目白押し、アルパインスター、SIDI、SPIKE、SPIDI、AXOなどが並んでいます。こういうブランドのニューモデルはどれも、ファッションの国イタリアならではのセンスで実にオシャレ、もちろん実用性は折り紙付き、でも、でも・・・・そんな思いが頭をよぎります。それは、この美しいウェアを「着こなす」ことができる日本人がいったい何人いるのだろうか?そんな皮肉も言いたくなるほど、美しいのです。個人的見解ではレディースウェアのほとんどが、モデル並みの体型を要求するほど、もちろんメンズも足の長さがたりませーん。なんて、東洋人的なコンプレックスはさておき、彼らの美学にこだわる姿勢には、ほんと頭が下がります。
例えば、右のブーツ、いったい誰が履くことができるのだろう?

パーツ関係ではカスタム屋さんも、ここが正念場、工夫の限りを展開します。例えば左のドゥカティモンスター、渋く輝くパーツは全てアルミのたたきだし、それをひとつづつアルマイトで加工しているモノのようです。これって量産できるのかしら??バラクーダはホンダCB関係のストリートファイター風カスタムパーツを展開しています。日本では比較的地味なモデルに思われていますが、こちらでは走るバイクの代名詞。確実な人気の現れともいえますね。

広いパビリオンをこうして歩き回りながら、そのひとつひとつを全て紹介することは、もはや不可能ともいえる至難の業です。おお!と思わせるその背後に、うわっと驚くようなメーカーが控えています。ハスクバーナは創立100年ということもあって力の入ったラインナップを展開、全てのモデルのゼッケンが100になっていました。オフロード大好きなビクターとしては、この元気はうらやましい限り、ヨーロッパでもメインは4ストに移行中のようだけど、未だに2ストのモデルもきちんとラインナップされています。環境問題から、2ストの死滅した日本と、さらに環境にうるさいヨーロッパで、なおも発売される2ストモデルには、バイクと世界の関わりの別な面もかいま見えます。そして忘れていけないのは、こうしたオフ系のメーカは、どこもこぞってモタードのラインナップの充実をアピールしていることです。これはファッションとしての流行にとどまらず、確実にコンペティションも人気を博している証拠で、今後新しいオートバイの楽しみとして、japex.netも注目です。

そしてそして、アプリリアです。今やドカとならんでイタリアンバイクブランドの代名詞ともいえる、ぶち切れたかっとびバイクのイメージが強いメーカですが、いまや大人気のストリートリーガルTUONO、レーサーレプリカというにはあまりにレーサーそのものといったRS、RSVといった切れ味鋭いモデルが並びます。カラーリングもイタリアンテイストの濃いビビットなバリエーション。バイクに寄り添うコンパニオンも他メーカーとは明らかにタイプの異なるパワフルなセレクションでした。
こうしてみると、やはりロードタイプのモデルは明らかにネイキッド系のストリートバイクがどこのメーカーも今回の目玉のようです。カジバはこちらも大人気のブルターレ、ラプターといった、イタリアポストモダンデザインの先端を行く2モデルが、何台も展示され、この後一般入場者が入ってくる土日は、みんな順番待ちでまたがっていました。個人的にはラプターはほんとにかっこいいですねー。カウルレスモデルも存在しているのだけれど、それを選ぶユーザーなんているんだろうか?やはり、ラプターはこの不思議なカウルがあってこそ、なんて思います。ブルターレはもはや次世代バイクのデザイン指標ともいえるモデルになってしまってるようです。今後、各メーカーから後追いモデルが続々・・・なんて考えていたら・・・。

会場は少し飛びますが、ここまでくるとキングオブイタリア、ドゥカティを紹介しないわけにはいきません。独特のLツイン、デスモ機構など、こだわりのテイストと共に、今年参戦のMOTO GPでは先輩格のホンダ、ヤマハをあっといわせる快走!!レーシング(イタリア語ではコルサという)という言葉を、ここまで熱く語れるバイクメーカーも他にはないでしょう。999シリーズを筆頭に、スピードに溺れるためのマシンがずらっと並びます。そんなドゥカでも、もちろんネイキッド系のモンスターは大人気、でも、発表されてすでに年月も経ち、新鮮さという意味では、他メーカーに少し後れをとっていた感のあるドゥカティが、今年の春に発表したMULTI STRADAこそ今回の大注目。japex.netでもこのバイクが持つ可能性は、とても深く豊かなのではないかと、考えるところ大いに有りです。
なんといっても、ドゥカといえばコルサ、コルサといえばドゥカ、そんな中にあの極端な前傾姿勢から解放された、マルチパーパスモデルの登場です。いいじゃないですか!もちろんエンジンは伝統の90度Lツインデスモです。カラカラなる乾式クラッチや、後ろから見ると999と見まがうようなレーシーさを色濃く残し、全体にはロングツーリングや通勤だって?可能なユーティリティを秘めているのでは、などなど思いは広がっていきます。MULTI STRADA(イタリア語では様々な道の意味)とはいっても、実際に走るフィールドは、ほぼアスファルトに限られるのだろうけど、きっと世界の好き者のなかには、これにごっついブロックパターンのオフロードタイヤを履かせてラリーにでる輩も現れるに違いない。あるいはハリウッド映画の中で、有名スター俳優がアルマーニのスーツを着て超高層ビルのオフィスに通勤する、なんてシーンもきっと現れるはず。などなど、世界を変えていくモデルになることを期待したいですね。実は今回は、このMULTI STRADA用のパーツを物色するというのも、あらかじめ立てた目的のひとつではあったのですが、マシンの発表からまだ日が浅いので、特別にこのモデル専用のモノは少なかったのが残念でした。
なんて思っていたら、そのドゥカティのブースに並んでいるMULTI STRADAはなんか少し変でした。よーく見ると、あちこちにカーボンパーツ、削り出しのステップ。マフラーはテルミニョーニ・・・メーカーってすごいのね。

実はこうして、あてどもなくモーターサイクルワンダーランドをさまよっているうちに、時間はどんどん過ぎていき、すぐに夕方の終了時間に。レポートのため、勉強のために全てのブースをまわるという目的のための行脚は、実のところ一日では、全く不可能なことでした。こうして、数日に渡るFIERA MILANO詣でが始まったのでした。
しかし物見遊山の歩調で歩くと、かえって疲れるものです。ま、そこはイタリア、広いブースのあちこちにちゃんとBARが設置されています。疲れたら、そこでエスプレッソで気合いを入れ、カプチーノでちょっと和み、お昼はスタッフと情報交換しながら、パニーノをぱくつくという、イタリアーンな時間を過ごしてもいたのですけど・・・・そんな風にイタリアのテンポに徐々になじみながら、流浪の旅を続けていると、ついつい写真を撮り忘れたブースも数知れず・・・・完全レポートなんてほんと、難しいのです。(言い訳になってないな・・・)

どうしても、レポートとなるとバイクメーカーや巨大ブランドに傾きがちだけど、実はそれ以上の時間を、さらに数多くあるパーツや用品メーカーにさいて、歩いておりました。やはりjapex.netの一員としてそこにいる以上、何か役に立つことをしなくては、という思いで、ショーケースに並んでいる不思議な部品たちに見入っていました。でも正直いって、これ何?誰がこれを欲しいのだろうか?と思うことも多く、こういうあまりに専門的なのパーツについては、私よりずーっと詳しい他のスタッフにお任せして、もう少し興味のままに歩くように考え方を変えました。
そんなときふと目に付いたのが、このバイク、ちょっとどきっとしてしまいました。やはりミラノショーは基本的には最新のバイクやパーツのためのショーです。そんな中に、こういう懐かしいスタイルがあると、かえって目を引きます。しかも私ビクターは個人的には古いの大好き、実は所有しているバイクは最新でも20年以上前、中には40年前なんていうのも・・・という筋金入り(のつもり)です。さて、そのバイク「BORILE」B500CRという名前を持つこのモデルは、イタリアのパドヴァにある小さなメーカーが、エンジンから自作しているというマニアックさ。シングルエンジンのシンプルさと、ビンテージ風のスタイルの中に、実にさりげなく、最新のサスペンション機構等を盛り込んでいて、それいてデザインに破綻がない。カラーリングやロングストロークな4スト500ccというスペックからどうしても、英国ビンテージ風に見えてしまうけど、やはりこれはイタリア人の手になるモノ、その違いはヴィンテージマニアならわかってもらえるディティールの作り込み。先述のトライアンフがどうしてもメーカーとして大排気量、大型化していくのに、あえてこの小柄なマシンを作り上げていく姿勢は、かつて日本やイタリアにたくさんあった、小規模ファクトリーならではの心意気が感じられるでしょ?これは欲しい!!そう素直に思える一台です。でも、バイクの場合、個人が一台輸入するならともかく、japex.netでということになると、それはそれ、なかなか簡単にはいきません。もしこれを見て欲しい!と本気で思える人がいたら、是非メールで教えてください。本気でオーナーになりたい人が(できればたくさん)日本にいるのなら、私是非パドヴァまで行って来ますです!(マジ)

古いバイク好きには、意外なところでそれらしいモノにも出会えるパビリオンがありました。そこは、なんと漢字の世界。そうです、いまや物作りの分野では、なくてはならない中国や台湾のメーカーのブースです。今のところ、バイクメーカーとしてはまだ、世界規模のモノは少ないのですが、小さな部品のレベルでは、実は既に世界の生産量のかなりの部分を占めているはず。そんな彼らのブースには、むかーしのホンダやスズキのリプレイス部品が並んでいたり、カブ用の部品なんていうのもあったりします。でも、残念ながら、それは基本的にリプレースのための部品に過ぎないモノがほとんどで、楽しみのために購入するモノとは少し路線が違うようでした。バイクもどちらかというと少し古めのデザインや、ホンダヤマハのレプリカ的なモノが多く、これらのバイクを選ぶ日本のユーザーがいるとしたら、それはそれで結構ひねくれ者だよな、なんて思ってしまうのでした。なかには、まんまじゃない、なんていうのも堂々と展示してあって、「これ大丈夫なの」ってこっちが心配したくなるほどです。
しかし、お昼時になると、どこもブースの中にお膳だして、床に座って、みんなで仲良くお箸で食事している風景は、一瞬ここはどこ?的でしたね。
他にもアジアからは、パキスタンなどのウェアメーカーが、革製品のブースをたくさんだしていました。かつて有名ブランドのOEMで技術を蓄積したいくつものメーカーが、独自のブランドで展開しています。まだ、ひとつひとつは規模も小さく、華やかさにかけたり、それほどにぎわっているようには見えませんが、アジア系部品メーカーと会わせて、これらの国々も、これからのモーターサイクルワールドを支えていく、ひとつのキーワードであるというのは間違いないと思います。

さて、新商品の発掘もままならいところで、既にjapex.netで取り扱っているブランドだって、負けてはいません。中でも、当サイトイチ押しの「RIZOMA」、アルミのビレットパーツ(削りだし)メーカーです。ほんとにまだ日本での知名度は、低いのですが、ご覧下さい、ブースだって立派でしょ!!カスタムパーツブランドのブースが、どちらかというと小さな商品で雑然としがちなところを、シンプルに品良くまとめるセンスが、ここの売りです。ビレットパーツは、モデルごとに異なるデザインや、構造についての知識、圧倒的な高コストなど、合理化できない部分がたくさんあります。それでも、ユーザーと情熱を分かち合えるブランドのひとつではないかと思います。今後も注目してくださいね。
サイト関連では、当然テルミニョーニやモータークオリティもありました。でもエキパイやサイレンサー、ブレーキパーツがずらーっと並んでいても、わたしにはちょっと・・・。ごめんなさい。でもPARTS UNLIMITEDのブースにはMOOSEのコーナーを発見してきましたよ。オフロードというジャンルの中で、エンデューロという特化したカテゴリーに焦点を合わせて商品展開している当サイトの人気ブランドです。残念ながら、フルラインナップでの展示ではなかったのですが、ここはヨーロッパ、アメリカのブランドはどれも、すこーし、小さくなっているように感じられました。
イタリアでもアメリカンスタイルのバイクはそこそこ目にします。が、日本のように原宿や渋谷では自転車よりも数が多い、というほどでもありません。ハーレーは、やはり巨大メーカーらしくフルラインナップで大展開していましたが、今ひとつ盛り上がりに欠けていたような気がします。会場も少し端の方だったしね。

巨大メーカーということであれば、忘れてはいけないのがカワサキ、スズキ、ヤマハです。でもこれらの日本メーカーの新商品は、今後続々と雑誌やインターネットで紹介されるでしょうし、そのスジの方の専門的なインプレッションも登場すると思うので、ここではちょっと簡単に。この中で、一番印象的だったのが、カワサキでした。先に発表されていたZ1000は、カジバやアプリリアに引けをとらない、強いアピールがあったようで、いつも人だかりでした。日本では、やたらめったら男気のメーカー的な色が強いカワサキですが、こうしてヨーロッパで見ると、ちょっと日本ぽくない独自の世界観が、すんなり受け入れられているようです。ヤマハの新型ブルターレ、おっとMT-3はこのまま市販されそうなほど完成度があったものの、個人的は疑問もありあり。むしろXT660はマルチパーパスの新しいイメージとして、こちらの方が個人的には好きですね。

結局一般公開の土曜日まで、各スタッフそれぞれのビジネスを展開すべく、会場の中をかけずり回っていました。私は何か見つけたのかって?実はつたないイタリア語で、恐れ多くも"商談"なるものも経験して参りました。まだ、いくつものハードルが残っているのですが、もう少ししたらみなさんに発表できると思います。結構いいものを見つけてきたので、実現したら本当に楽しみなのですが、何せ相手はイタリア人、一筋縄ではいかないことは必死です。Speriamo!!(うまくいきますように!!)
最初に書いたように、ヨーロッパは、そして特にイタリアは元気です。日本だって、バイクメーカーはその牽引力を担っているのですが、それでも迫力が違います。もちろんここヨーロッパでも、バイクは若い人に人気があります。でも実際には、メーカーは、彼らを準ユーザーと考えているようです。本当のユーザーはもう少し、「チガイノワカル世代」なんだと。そう、ここでは日本と比べものにならない年齢層や、人々にもバイクは確実に支持されています。日本のユーザーも、世界的にはかなりハイレベルなことは間違いありません。でも、その成熟度というのは、何か少し違うと思うのです。でも、そんな違いを取り上げて、どちらがいい?などという愚問をするつもりはありません。今回のイタリア訪問で、10年ぶりに会った古い友人に言われた「その遠さ、文化の違いがあればこそ、お互いに魅力を感じあえるんじゃないか」そんな言葉を、もう一度じっくり考えながら、オートバイを軸にした、この広い世界のあり方を、日本から見た関わりの持ち方を、その可能性を拡げていきたいものだと思うのです。japex.netが単にオートバイの部品を販売するだけでなく、様々な文化や時代のうねりを、この広い世界のなかでみなさんと共有する架け橋になれれば、素晴らしでしょう?


Victor:
単なるバイク好き、それも古いのが。
むかーし、イタリアに一年ほど留学の経験有り、のですこーしイタリア語ができる。今回ミラノショー同行は、レポーターというよりも、ショーの後のレストランでメニューの解説と注文するのが、本当の仕事ではなかったのかと、今ではうすうす思っている・・・・・。