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ライディングシューズの元祖ってガエルネなの!?【ライター・サトウの教えて三石さん!】

今回は引き続きライディングシューズのお話。

イタリアンブランドの「ガエルネ」で、日本オンリーで販売されているもうひとつのモデル「タフギア」と「タフギア・フラット」。バックル仕様のライディングシューズの先駆けとして、今も高い人気を誇っているということですが…。
先駆けと言えば。そう、ライディングシューズの先駆けは実はガエルネかも…、なのです。

私がバイクに乗り始めたのは2000年頃からなのですが、その頃って、本格的ながっちりとしたライディング”ブーツ”はあったものの、軽やかなライディング”シューズ”は数える程しかありませんでした。教習所に通うのも、「くるぶしが隠れる靴」という規定のもと、バイクに乗り始める前のお財布事情や見た目的にもちょうど良いモノが見つからず、コンバースのハイカットシューズを履いていたような覚えがあります。

その頃から、まだ16年くらいしかたっていませんが、今やライディングシューズはさまざまなブランドから登場していて、種類も豊富!ライディングシューズの存在は、バイクに乗る上で、もはや当たり前の存在となっています。

が、そもそもライディングシューズが本格的なライディングギアとしてカテゴライズされ、流行し始めたのはいつごろなのかしら…? 教えて三石さん!

 

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三石:『ガエルネ』では「フェスタ」というライディングスニーカーのはしりのようなモデルがあったのですよ。登場したのは1980年代後半です。まわりに載っているブーツで年代がわかりますでしょうか?このあたりから、ハイカット丈のライディングシューズというカテゴリーが登場し始めたような感じですね。この時期がライディングシューズの創生期で、当時はこの手のシューズはなかったと聞いています。もしかするとこの「フェスタ」がライディングシューズの先駆けなのかも?しれませんね。

 

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三石:「タフギア」が登場する前の2000年前後の主流といえば、『elf』さんの「シンセテーゼ」とか、『ゴールドウィン』さんの防水シリーズ。『カドヤ』さんの「ブラックアンクル」だったような覚えがあります。今は廃盤になっていますが、『ガエルネ』では「TRAPPER」というモデルがありました。今でも履いてらっしゃるユーザーさんを見かけます。

 

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※初代タフギア

三石:「タフギア」が登場したのは2005年です。このブーツが登場したころは、このようなバックル付きのライディングブーツはなかったと記憶しています。

「タフギア」はもっと気軽に扱いやすいライディングシューズが欲しいというリクエストのもと、ガエルネと共同で作ったモデルなのですよ。「タフギア」は『ガエルネ』のお家芸でもある、オフロードブーツからヒントを得てライディングシューズにバックルシステムを取り入れたモデルなのです。プロテクターを内蔵することによりプロテクション性能もしっかり装備して、脱ぎ履きがひもタイプに比べ圧倒的に楽。日本のツーリングライダーのニーズに合わせた設計をしているのですよ。

サトウ:そういわれてみると、見た目はオフロードブーツの雰囲気が。バックルとかついているし。

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三石:ビブラムソールに、アルミ製のバックル(初代はプラスチック)がついて、本体は軽くて丈夫なマイクロファイバー製です。前にヨーロッパと日本人の好みの違いの時にお話したように、ヨーロッパでは、くるぶし丈のブーツ未満のライディングシューズに、あまり需要がありません。なので「タフギア」は日本人のニーズに合わせたモデルとなるのです。そして、「タフギア・フラット」はその名の通り、ソールがフラットになったモデルです。ざっくり分けると「タフギア」はライディング+歩ける仕様、「タフギア・フラット」はタフギアをライディング用に特化した仕様、といった感じです。

それにしてもライディング・シューズというカテゴリーが確立されたのが、1980年代に入ってからとは…。

ライディングギアのこれからは、どんな方向に進化していくかも楽しみではありますが、変わらぬ製法とクラフトマンシップで作り上げる『ガエルネ』の精神は、いつまでも変わらぬものであり続けて欲しいと願います。

ということで『ガエルネ』のお話はいったん終了! 次は気になるお尻の相棒、についてインプレをお届けしたいと思います。
でも、あたし、見た目がかっこわるくなるのだけはいやなんです…!?

ライター・サトウでした!

『三石さんに、ジャペックスのこんなことを聞いてみたい!』というリクエストを募集します! 聞きにくいことでも何でも、突っ込んでお届けしますので、是非是非メール、もしくはフェイスブックのコメントにてお送りくださいませ! よろしくお願いします〜!


ライター・サトウ
オフロード経験ちょこっと、通勤ライダー10年余り、サーキット走行数回。速さを求めるよりもゆっくり景色を楽しみながら、鼓動を感じて楽しくかっこよく走るのが大好きな、フリーランスエディター&ライター。ファッション雑誌、バイク雑誌などを経て現在、バイク媒体をメインに活動中。愛車は KTM 白黒690DUKE、125DUKE、bimota DB5 Mille(観賞用)。久々に125DUKEに乗ろうと思ったらバッテリーが上がっていた。適度にバイクは動かさなきゃデスね…。


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