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◆ 佐野新世選手のフランス武者修行 ◆
 
モトアバンティレーシングの佐野選手がモタード本場のフランスから武者修行の様子を伝えてくれます。
 
 
 

スーパーモタード フランス選手権 in ESSAY(エッセイ)2005/6/11,12

SM650クラス出場報告


 前回のレースから早くも1ヶ月、ESSAYのレースがやってまいりました。場所はパリから南西に200kmくらいのところ。今回はやっとフランスのライセンスも手に入れ、ニューヘルメットも日本から届き、メカニック磯海と坂井がマシンを完璧にしてくれたので、不安要素は一切ありません。
 前回のレースの成績は、30番目スタートで1ヒート目が19位、2ヒート目が9位で総合14位でした。2ヒート目が9位だったので今回はそれを超えられるように、かなり気合いを入っています。

<簡単なクラス説明>
 
 650クラスは全部で3つある。一番速いクラスは、有名なヴァンデンボッシュ(VDB)などが出ているプレステージ650。その次のレベルのクラスがオープン650Aクラス、その次はオープン650Bクラスとなる。前回、私が9位に入ったのはオープン650Aクラスである。全部のクラスをまとめてSM650と言っている。毎回SM650クラスは全部で100台近くのエントリーがあるのだ。今回は80台ぐらい。一番若いライダーで1989年生まれ、一番上の方で1959年生まれの人が出ている。

 2005年6月11日(土) 曇り
<コース説明>
 
 コースは右回りで直線が多いハイスピードコース。ホームストレートはもてぎ南コースぐらいスピードが出ます。ダートは全部で400m近くあり、ダートラのコースみたいにタイヤの跡がつくぐらい固く締まっていて砂が上に浮いています。小さいテーブルトップジャンプは3カ所。とにかくスリッピーなアスファルトで楽しそう。

<練習走行>9:30〜
 
 この日は朝から曇っていて少し肌寒い。初めてのコースなので、かなり緊張します。早速走行。いやー、すごくハイスピードのコース。私のマシンでは6速まで入る時があります。右回りのダートで下りは結構難しい。ジャンプ台は飛びすぎると固く締まった平のところまで簡単に到達するので、ジャンプ台の手前でスピードを落としてから飛んでいます。飛び過ぎで、早速ステムが折れて終わっていた人がいました。飛び過ぎで壊れるひと続出。うまい人はあんまり飛んでいませんでした。アスファルトの質は日本の港の路面級。 よく滑る滑る。あまりにも楽しい。私はこういう路面を待っていたのだ。私のベストラップ1分26秒。

<ポジション決め計測>11:00〜
 
 この計測で、上位15名だけがプレステージ650クラスに行く事が出来る。シャンボンや他の有名な去年の上位のライダーなどはシード制でプレステージ行きは決まっていて、計測はしなくても良いのだ。だいたい15台ぐらいは最初から決まっている。
 この時間になると太陽が出て来て温かくなって来ています。タイヤも予選用にして走った。かなりいい感じにラインが見えて来た。しかし、あいかわらず、ジャンプは飛びすぎてしまい何回もバイクの腹を打ってしまう。友達は腹のガードが壊れてしまった。
 私のタイムは1分20秒502。24位。プレステージ650のボーダーラインは1分18秒101だった。この2秒近くの間に8台。手が届きそうでいつも届かない。今回もオープン650クラスへの出場が決定。ライバル友達の#94ジュリアン(Team Les2Roues)は2つ前にいた。

<第1セミファイナルオープン650>14:15〜
 
 今度はオープン650クラスのAとBクラスを分けるレースである。しかも明日のグリッド決めにもなっているのだ。だから前に行けば行けるほどいいのだ。
 で、プレステージ650に行けなかったのは40台近く、これを2クラスに分け20台+20台ぐらいにする。1クラスごと、上位14台だけがオープン650Aクラスに行く事が出来る。それ以下はBクラスへ。
 私のポジションは、前から5番目(2列目一番右)。
いよいよグリッドに付いて、スタートを待つ。
なななんと、まばたきをしている間に、シグナルがスタート。少し出遅れてしまった。けど、なぜか1コーナーで3番手になっている俺。ダートもうまく切り抜け、3番手をキープ。全ては順調だった、しかし、アスファルトに入ったところで、タイトな左コーナーでスリップダウン。これは痛い。ダートの土がタイヤに付いているにも関わらずスロットルを開けすぎたのが転倒につながったのだろう。#94ジュリアンにひかれるところでした。しかもジュリアン叫んでいたし(笑
マシンを起こして、格好つけてアクセルターンをしようとしたら、エンジンストール(涙
相当後ろに、なってしまい15台以上に抜かれてしまったようだ。それからブチ切れモードでなんとか追い上げる。ターマックでもシケインでも、ジャンプでもスキさえあれば、どんどん抜いて行く(けどダートは苦手)。
 なんと、8位でゴール!!オープン650A決定。イエーイ・・・でもないか。転倒・・・ブツブツ。ベストタイムは1分19秒593。5番目のタイム。
ジュリアンは3位だった。すばらしい。
この後、二手に分かれていたオープン650クラスの上位14台と敗者復活戦で上がってくる4台も合わせ全部で32台になる。明日は16番手スタートだ。
#94ジュリアンは6番手スタート。

応援よろしくお願いいたします。              後半へ続く

#198 KTM525SMR
佐野 新世(Shinyo SANO)

佐野新世選手

エクストリームライダーとしての経歴も長く、様々なイベントで彼の妙技を見ることが出来る。
モトアバンティというショップを運営する傍ら各地のイベント会場で華麗な技を披露している。
最近フランスにも行って本場のモタードを体験しているのでそのことは近日中にご紹介しよう。道中はブログで公開しているのでご覧あれ。

<ビブラムモタードの耐久性>

 右の写真は、前回のビラーでのレースで70分使用し、その後、今回のレース40分使用した状態です。
もう限界ですね。多分これ以上走ると、ビスの頭が無くなり、外すのが困難になります。(ペンチで廻せますので外せます)
今度は右回りのコースの為、左側のパッドはほとんど使わないので、このまま行きます。(前回のビラーは左回りです)
 次の写真が、全140分使った右側のパッドの様子です。
 私の場合、足の出し方が、綺麗に擦れる出し方の為、角が減りにくいです。

 日本の路面の方がミューが高いのでフランスで使う事に比べると減りは速いでしょう。
 右パッドと左パッド、同じだけ左右にコーナーがあっても右パッドの方が減るのは早いと思われます。
 それは、右コーナー進入時はスライドでブレーキを使う関係上、右足を出すのが左足に比べ遅いからです。

 次のレースは、6月25,26日なので、パッドはとりあえず、今ある物を使って行こうと思っています。
今 のところ、後ろにグレー、前にイエローのパッドが丁度いい滑りでいい感じです。 

   
 
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