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モトアバンティレーシングの佐野選手より10月23日に行われたMOTO-1 ALL STAR 第6戦の参戦報告が届いております。
  2005 MOTO-1 ALL STAR 第6戦 DECセキアヒルズ参戦報告書  
   2005年10月23日日曜。今日は朝から晴れているが、とても寒く、長袖は手放せない。昼間は暖かくなる予定だ。
 ここのコースは、普段は4輪がドリフトコースとして使用している為、アスファルトにはタイヤカスがへばりついていて、とてもスリッピーな路面。ハイスピードで進入する1コーナーは少し逆バンク気味で難しい。そして1コーナーを過ぎるとダートが待ち構えている。ここもちょっとしたミスで転びやすいダートだ。基本的にここのコースは直線とヘアピンの繰り返しで、パッシングポイントが少なく、スタートで順位が決まりそうな感じ。ここのジャンプの飛び出しは木で作られていて確実な加速とグリップで飛べてパッシングポイントになるが、飛びすぎると着地がアスファルトになってしまう為、ホイールを壊してしまう可能性があるという諸刃の剣だ。

 
  <練習走行>10:30〜 15分間
  路面はドライ。去年よりも低くなったジャンプは最初難しかったが、巧いライダーの後ろに付いて行って飛び方を勉強すると以外とすんなり飛べる様になった。しかし、トップライダーは低く遠くに飛ぶ事に集中していて、ここだけでもコンマ何秒か差を開けられてしまう。テクニカルなオフロードの練習が必要だと痛感。
 
 
 
  <計測予選>11:35〜 10分間
  この計測予選でタイムが良いトップ5台のみがファイナルへの切符が得られ、スーパーポールという5台だけで行なうレースにも参加が出来る。僕は少し速い人に付いて行ければタイムが出るだろうと思い、速いライダーを捜しながらタイムアタックを行なう。
  しかし、なかなか同じようなペースのライダーに会うことができず、自分のマイペースなタイムしか出すことができなかった。僕のベストタイム49.505で、トップは佐合選手で47.411。次のヒート1でのポジションは、13番手スタートです。
 
     
 

<ヒート1>13:45〜 7 Laps
 このヒート1でファイナルに行けるのは17台のうち上位7台。13番手スタートからうまく決めて、なんとしてもファイナルへ行きたい。
 いよいよスタート。と、中シャチ選手がフライングで赤旗。フライングしたライダーは一番後ろに行くことになっている為、仕切り直しで1周してもう一度。レッドシグナルが消えスタート!
 今回はスタートもうまく行き、ダートでは多少のぶつけ合いはあったが、転倒もせずクリア。しかし、次の左ヘアピンで後ろにいたライダーにインをさされるが、そのライダーはオーバーランをした為、すかさず確実な立ち上がりで抜き返した。今度は3周目あたりのジャンプでシフトミスをしてしまい、着地後の加速不良でジャンプ後のコーナーで抜かれてしまった。今の順位8番手。このままではまずいと果敢にアタックするもチャンスも作れない。ラスト一周のダート後のコーナーでギヤ抜けをする。いくらシフトアップしても、すぐに抜けてしまう。これはおかしいと思いながら、なんとか走り続けたが、ジャンプの斜面で加速中に、またギヤ抜け。加速を失った車体は、前のめりになったまま、着地。転倒せずに済んだが、ギヤが入らない。後ろから飛んでくるバイクの音が聞こえたと同時に、ギヤが入り再び加速。なんとか抜かれない様に、ギヤチェンジをしない状態でギヤが抜けない様に足で押さえながら残りの3つのコーナーをインベタで走る。そのままゴール。残念ながらまたもや予選落ち。しかも、もう次の走行は出来ない状態になってしまった。Tカー(スペアバイク)を使える様に申請をして次のラストチャンスにかける・・・。

 
     
  <ラストチャンス>14:50〜 3 Laps
 なんとか、Tカーを使わせていただけることになった。スタッフのおかげでセットアップもすぐに完了。
 このラストチャンスで、ファイナルに行けるのはなんと上位1台のみ。いつも上位を走っている常連ライダーも何人かいるので、とてもじゃないが1台だけって言うのは、かなり狭き門だ。自分はポールポジションで一番右側。ウォーミングアップから気合いが入りスタートの練習とタイヤを暖めながら走行をする。

いよいよスタート。
レッドシグナルが消えてスタート!
スタートはうまく行ったが、1コーナーではCRF450(#71)に先攻を許してしまった。しかし、その後のダートの入り口でギリギリまでブレーキをかけるのを耐えてイン差す。なんとか前に行く事が出来、ポジションは1番手。まだレースは始まったばかりで油断は出来ない。後ろからは常にぴったりとマークをされ、スライドの音と排気音が聞こえる。コーナー手前で後ろからの音がやたらに近い場合はインを閉め、音が消えてきたら自分の走りに徹する。この繰り返しで、一度も前に行かせないまま1位でゴール。これは、かなりうれしい。思わずガッツポーズ。次はいよいよファイナル。もう、すべての走行をしていてだいぶ体力もなくなっている。少ない時間の合間に体力の回復をする。ZZZ…

 
 
     
  <ファイナル>15:40〜 10 Laps    
   
   なんとかファイナルまで来る事が出来ました。
そしてポジションは一番後ろの20番手。もう抜かれることは無いので、上を目指すだけでいいと思うと気が楽だ。このポジションを考えて、15位以内に入ってポイントを取るという目標に修正。タイヤも新品に履き替え、さあ、いよいよファイナルへ。ウォーミングアップランを終えグリッドへ付く。僕のポジションからは全員を見渡せる事が出来て、スタート後のイメージが膨らむ・・・。
 
   安全が確認され、レッドシグナルが消えスタート!
1コーナーで進路を阻まれたが、なんとか前に出る事が出来15番手ぐらいだろう。しかし、次のダートの中の左コーナーで多重クラッシュ。進路を塞がれ僕も一緒に転倒。塞いでいたバイクはすぐに先に行ってしまったが、僕は他のバイクと絡まって動けない。何とか動ける様になった時には、全員に抜かれていて一番後ろのライダーは次のコーナーをクリアしている。5秒以上は離れているだろうか・・・。ここから僕のスイッチが入りがむしゃらに走り出す。新品のリヤタイヤがやたらに滑る。タイヤの影響だけではなく路面の影響も大きく、コーナー進入のスライドはよく滑り、フロントブレーキもしっかり使わないとスピードが落ちない。立ち上がりもスロットルの開けが速いと横に車体が逃げるだけで前に進まない。出来るだけロスがなくなるように立ち上がる。
 4周目ぐらいでなんとか前に追いつき、1台ダート入り口で大声を張り上げながらパス。しかし、その前のライダーとは似たり寄ったりのペースなので、何周しても差がつまらなくなった・・・。周回遅れを最後の1周ぐらいで1台パスをして、ゴール。
  なんとも言えない結果になってしまったと思っていたのだが、完走も出来て、14位でポイントもなんとか取れた為、結果的には良かったかなと思っています。
優勝は#98 松本選手 私は24秒差。

  最後のエクストリーム時間は関東圏ではあり得ないぐらいのお客さんがいたので、思う存分遊びアピールをしました。


 
 
 


<セキアヒルズのコースについて>
 ここのコースはとても滑りやすく、モタードのフランス選手権のコースの滑りやすさに似ていて、スライドとグリップを使い分ける練習になりました。このような路面に慣れておくと、ヨーロッパに行ったときに役に立ちそうです。

 
  <最後に・・・>
 スポンサー様、応援・お手伝いをしてくださった方々、大変ありがとうございました。今回も無難な結果で終わってしまいましたが、引き続き1桁順位を目指してがんばりますので、次の最終戦・岡山でも応援のほどよろしくお願いいたします。
 
  Moto Avanti Racing 佐野 新世  
  http://www.motoavanti.com/  

   
 
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