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藤原慎也選手はエルツベルグでなぜ「ED-PRO」を選んだのか。プロも愛用するガエルネのオフロードブーツに密着!

ED-PROはガエルネエンデューロブーツのエントリーモデルに位置するブーツです。

どちらかというと競技というよりは、林道などで使っている方を見かけることが多いと思います。

しかし今回紹介するのは、世界最狂ともいわれる究極のハードエンデューロイベントであるエルツベルグでED-PROを使用した藤原選手に、なぜこのブーツをチョイスしたのか聞いてみました!

地球上で最も過酷なレース

エルツベルグ、という名前はオフロード好きなら一度は聞いたことがあると思います。

正式名称「Red Bull Erzbergrodeo」はオーストリアのアイゼンエルツ エルツベルグ鉱山で開催されるエンデューロレースです。
Red Bull Erzbergrodeo

モトクロスなど決まったコースを周回するのではなく、運営が定めた様々なセクションをクリアしてゴールまでのタイムを競うレースなんですが、世界最狂と言われるだけあって超ハードなコースレイアウト。
決勝はスタートからゴールまで約40kmほどあり、予選で1200人がエントリーして決勝を完走できたのはたった8人ということも…。

誰も完走できない年もあるくらいなので、誰もが認める世界で最もハードなエンデューロレースなんです!

そんなエルツベルグは予選と決勝があり、予選はアイアンロードプロローグと呼ばれる約10kmのハイスピードレース。
最高速は120km/hを超えることもあり、藤原さんは予選ではガエルネの最高峰モデルにあたる「SG-12」をチョイスしました。

しかし決勝は予選とは違ってヘアースクランブルと呼ばれるハードエンデューロコース。
藤原さんはこの決勝でなんと「ED-PRO」をチョイスされていました。

ここからは藤原選手に直接ED-PROについて質問してみました!

藤原選手が感じたED-PROの魅力

Q:今回なぜ決勝をED-PROで走られたんですか?

A:「予選ではスピードが出るコースだったため、モトクロスブーツのようなプロテクションと安心感が必要でSG-12を選びました。ですが決勝は予選とは違って距離も長く、場所によってはバイクを降りて押して上がらなければならないセクションもあるため、体力勝負な部分も大きいんです。今回完走を目標にしていたため、ブーツの重さや柔らかさで消費するスタミナが変わってくると考え、ED-PROを選びました。案の定、ED-PROのおかげで体力を後半まで残すことができ、ハードなセクションではED-PROの柔軟性に助けられた部分は大きかったと思います」

Q:今回のレースでED-PROだから助けられたポイントはありますか?

A:「ED-PROはSG-12ほどの重量はなく、ある程度の柔軟性があります。バイクに跨った状態で走れるコースなら問題ないんですが、エルツベルグ決勝では常にバイクを降りて押してを繰り返すシーンがあり、ここでSG12の場合重さが響いて足が攣ってしまったりすることがあるんです。プロテクションも大切ですが、今回のようなレースではブーツの重さも同じくらい重要で、いくら速くても途中で足が攣ってしまったらリタイアとなってしまいます。あまりにもハードすぎて実際には足だけでなく全身の筋肉が攣ってしまうほどハードなこともあり、後半まで体力を残すのは難しいレースです。今回惜しくも完走とはならず途中でタイムアップとなってしまいましたが、SP16という成績を残すことができました。」

Q:ED-PROの気に入っているところを教えて下さい

A:「SG-12の履いただけで感じさせてくれる安心感は凄いものがあります。しかし柔軟性という部分ではプラスチックパーツよりもレザーのほうが多いED-PROには敵いません。柔軟性と言っても柔らかすぎるわけではなく、必要な保護力はしっかりある上での柔らかさなので気に入っているポイントです。
先程にもありましたが、予選はスピードが求められる超スプリントレースのため、プロテクションが抜群のSG-12を選びましたが、決勝は一般的なエンデューロとトライアルのちょうど間くらいに位置するハードエンデューロです。スピードよりも走破力が試されるため、ED-PROのほうが適していたんです。」

Q:トライアルでも活躍されている藤原選手ですが、BALANCE、SG-12などと比べて下位モデルに当たるED-PROを競技で使う上で決定的に違うポイントはありますか?

A:「まず大前提としてBALANCEはトライアルブーツ、SG-12はモトクロスブーツです。エルツベルグ決勝のようなコースではトライアル的な乗り方も求められるため、BALANCEのように足首が自由に動く必要があります。しかし予選ほどではありませんがある程度のプロテクションも必要です。そこでちょうどトライアルブーツとモトクロスブーツのいいとこ取りをしていたのがED-PROだったんです。ED-PROは競技モデルではありませんが、トライアルブーツのような柔軟性を持っています。ED-PROでトライアルのような乗り方はできますが、足首がガッチリ固定されるSG-12では同じ乗り方ができません。身体の移動量が多いトライアルでは足首の動きが非常に重要になります。上手いライダーほど足首を柔軟に動かして乗っているので、エルツベルグでも同じようにトライアル的な乗り方が必要なセクションで足首を自由に動かせる必要がありました。決定的な違いではありませんが、競技モデルではないED-PRO=競技で使えないというわけではなく、ハードエンデューロコースでは競技として十分使うことができました。」

Q:ED-PROが一番適しているシチュエーションはどこですか?

A:「走るシチュエーションにも大きく左右されてしまいますがトレールバイク、エンデューロバイクには適していると思います。練習や趣味程度で乗るならED-PROだけで十分だと思います。不安があるならSG-12のほうが適していますが、ED-PROと同じ乗り方はできません。スピードの出るエンデューロならED-PROはおすすめしませんが、エルツベルグ決勝のようなハードエンデューロではバイクを降りての回避性能も重要で、セクションにチャレンジして万が一転倒しそうになったときはバイクを降りて転倒を防ぐことがあります。この時に足場が悪い中で自分の体とバイクを支えるには足首の柔軟の動きが必要となり、足首が動かないと不器用に坂を転がっていくしかできません。転倒してしまったとしても足首が動けばまだリカバリーできる可能性があります。」

Q:逆にED-PROの不満ポイント、惜しいところを教えて下さい

A:「個人的な部分が大きくなってしまいますが、ソールがフラットじゃないところです。フラットソールじゃないと土踏まずがステップに引っかかってしまい、トライアル的な乗り方ができないため、今回使った自分のED-PROはトライアルのフラットソールに張り替えて使用しました。」

Q:ED-PROの完成度はどれくらいに感じましたか?

A:「日本においての完成度はかなり高いと思います。トライアルブーツからハードエンデューロブーツに進化したのがED-PROというイメージなので、使えるシチュエーションが幅広いと思います。しかしエルツベルグに参加していた他国のライダーは大体SG-12かファストバックが多かったと思います。理由としては考え方が違って、日本人は現実的なキレイな速さなんです。しかし海外のエンデューロライダー達はとんでもなく全開で後先なんか考えていないような荒々しい速さなんです。とにかくぶっ飛ばして、コケたらプロテクションが守ってくれるだろう、という考え方なので、結果柔軟性よりもプロテクションの高いモデルを選びがちなんです。どちらが正解というわけではありませんが、僕を含め日本人らしいキレイな速さを追求する場合においてED-PROの完成度は高く重宝しました。海外のライダーからすると柔らかすぎる、と言われると思いますが、走りに対する考え方が違うため、個人的にはED-PROが一番適していたと思います

ED-PROは使えるシチュエーションが広い

様々な質問をさせてもらいましたが、大前提として藤原選手はトライアル、エンデューロで活躍するプロライダーです。
僕ら一般的なライダーからすると遠い存在に感じますが、藤原さんが感じたED-PROの良いところは僕らでも同じように感じることができると思います。
林道は行けてもレースは無理か…と思ってしまうかもしれませんが、競技モデルよりもED-PROのほうが適しているシチュエーションはたくさんあることがわかりました。

レザーが多いED-PROは一度使い手の足に馴染むと動きにフィットしてより使いやすさが増していくので、自分のライディングを活かしてくれるED-PROを育ててみてください!
きっとED-PROだから良かったと思えるシチュエーションがあると思います!

取材協力:藤原慎也選手 オフィシャルサイト

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