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ガエルネ No.145 人気カラー「ワインレッド」命名秘話

今日はガエルネNo.145の色のはなしを少し。

ご存じ(かどうかはさておき)ガエルネ創業者ガッゾーラ氏は80歳を超えた今も現役バリバリ。
彼がその昔息子の為にモトクロスブーツを作ったことが現在のガエルネモトクロスブーツの始まりであることは
ガエルネ訪問記でお話したことがありますね。

そんな彼がとくに気に入っているのがNo.145とフーガ。
もともとガエルネが作っていた登山靴をもとにバイク用に開発したモデルだ。


1976年に発売の当時の登山靴

彼がこのふたつのブーツを語るときはイキイキとしている。
当時は、ご本人も実際にファクトリーで靴を作っていた。No.145とフーガはその当時と現在も全く変わらない製法や素材で作らているのだからスゴイ。というかその頑固さに驚く。頑固=こだわり=歴史。

硬くて、最初は履きにくく、ケアが必要なブーツは現代の人は好まないかもしれないね。彼の心配もよそに、No.145 とフーガは今でもジャペックスでとても人気の商品となっている。

扱いにくいかもね、慣れるまでは硬いかもね、そういうの、今の人ってどうなんだろう?なんて心配したけど、それでもこういったモノをリスペクトして愛用してくれる日本のユーザー様に「GRAZIE(ありがとう)!」

数年前、私がイタリアを訪ねた時に、ガッゾーラ氏がNo.145の当時取り扱いしていた色「レッドブラウン」を手に持って出迎えてくれた。
「残念なお知らせだけど、このカラーはもう作れないんだ」

どうやら3mm厚近くある高級極厚革に、独特の製法で染まったこの色は、もはや生産すること自体が困難だと言う。

「…代わりに、この色でNo.145をやってみないか」

その手には革のサンプルが握りしめられていた。

コクのある赤。

もう名前は決まったようなものだった。

VINO ROSSO
ワインレッド

ステッチの色はワインにちなんでコルクの色にしないか、
紐も、渋めの色を用意しておくから。

とんとん拍子で話は盛り上がり、出来上がってきた試作品は、イタリアのテイストがたっぷり染み込んでいた。

そんなこんなでこの色は誕生したわけです。

いつかまたこの色は作れないと言われるかもしれないな、そんな心配はあるけれど…


左がガエルネ創業者のガッゾーラ氏。

ガエルネNo.145の色のおはなしでした。

関連記事:ガエルネ No.145 の魅力にせまる

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