フランス初のビンテージスタイルモトウェアを数多くリリースしているエイジオブグローリー。
中でもビンテージモトクロススタイルのジャージは人気のアイテムです。

今回はそんなジャージのメッシュ生地、綿生地の違いについて。
実際にバイクで使ってみてわかったことをベースに解説していきます！

モトクロス、ツーリングでも使えるジャージ

エイジオブグローリーのモトジャージはどれもビンテージモトクロススタイルに仕上がっています。
当初は綿生地のジャージがメインでしたが、最近ではメッシュ生地を使った真夏に使えるモトジャージも販売されています。

作り自体は大きく変わりませんが、少しづつ違いはあるのでまずはこの違いから解説していきます。

綿生地のジャージは一般的なロンTよりも少し分厚い生地感で、固さもある程度は感じます。
なのでペライチのTシャツよりは頼り強いですが、プロテクションは付いていないので、ツーリングなどの際はインナープロテクターの着用がおすすめです。

腕周りの抵抗感はなく、しっかりライディングに特化した作りとなっています。
インナープロテクターと重ね着しても、この感覚は変わらないので着てしまえば普通のロンTの着心地とさほど変わりません。

着用しているのはMサイズ。
丈感も考えると多少タイトな作りではありますが、不安なら普段より1サイズ上を選んだほうがいいかもしれません。

背面もかなり涼しいのも魅力の一つ。
ただインナープロテクターを着用する場合は背中に大きなプロテクターが配置されるので、インナープロテクターを着ていないときほどの開放感はありません。

生地感はかなりしっかりしていますが、綿生地としては多少ぶ厚め。
通常のツーリングはもちろん、林道ツーリングなどで木や葉っぱに引っかかれても、簡単には破けないタフさがあります。

お次はメッシュ生地のクラシック。
サイズ感は少しだけメッシュ生地の方が大きく感じ、インナープロテクターを重ね着した際のゆとりから見ても多少大きめな作りとなっています。
サイズ的には普段来ている服のサイズを選んで問題ないと思います。

クラシックには軽い肘当てが付いていて、これも中々の耐久性。
軽いパッドのためこれ自体にプロテクション性能があるわけではありませんが、インナープロテクターと路面の間に挟まれて擦れても破けず、洗濯すれば元の白を取り戻せるという適度に頑丈な作りとなっています。

背面の涼しさも綿より上に感じます。
こちらもインナープロテクターを着たら涼しさは半減しますが、それでもプロテクターが無い部分から内部の空気が後ろへ抜けていってくれるのを感じれるほど、しっかりとした通気性です。

メッシュ生地は綿生地より荒いため、走っていても風が抜けていくのがわかります。
ただしツーリングでは40km以上出すことも多いため風の抜けを感じますが、モトクロスやフラットトラックでは一瞬しかハイスピードにならないため、涼しいのは確かですが風が抜けている感じはほぼ一瞬です。

クラシックは袖が通常より長くなっており、普通に着るときは一度折り返して袖口を短くし、グローブを装着する際は袖を伸ばして着ると袖をグローブインしやすい作りになっています。
袖口自体がかなり分厚く、オフ路面で転倒しても簡単には破れないので、メッシュ生地ですがしっかりモトジャージとしてのタフさが感じれるジャージとなっています。

真夏ツーリングにも使えるメッシュ

基本はモトクロスやフラットトラックといったクローズドコースで走る際に使用していましたが、メッシュ生地のジャージが出てからは真夏のツーリングにも使用しています。

真夏は半袖で走りたいくらい暑いですが、半袖で走ったら半袖焼けするし、何よりプロテクションが一切ないという恐怖感のあって、ライダーが着るものに悩む季節です。

しかしこのメッシュジャージ、ツーリングの速度で走っていれば半袖とほぼ同等とも言える涼しさがあります。
しっかり前から入った風が内部の熱気を後ろへ逃がしてくれるので、常に通気している感覚。
綿生地のジャージも真夏に使用しましたが、メッシュほどの涼しさはありませんでした。

スタイリングとしてもアメリカンや渋めのネイキッドなど相性の良いバイクも多いので、コーデも作りやすいと思います。

クラシカルなバイクとの合わせがおすすめです。

綿はホンモノ感が違う

綿生地のジャージはバイクに乗るときは重ね着、もしくは普段着として着るという使い方がメインになりましたが、モトジャージの歴史を考えるとメッシュが無かった当時の雰囲気に近いのはやはり綿ジャージ。

質感だったり、毛羽感だったり、ビンテージ好きが見て納得するのは綿ジャージでしょう。
エイジオブグローリーの綿生地ジャージは、確かに綿にしか無い良さがしっかりあるモトジャージです。

本気でクラシックにこだわるならやはり綿生地がおすすめ。
メッシュは実用的ですが、ビンテージという意味ではかなり現代的なもので、エイジオブグローリーがコンセプトしているON ANY SUNDAYの世界には少し新しいものです。

しかしそこをうまく汲み取って現代の素材で当時の雰囲気を出しているのは、エイジオブグローリーだからこそできるこだわりと技術。

実用性よりも当時の雰囲気にこだわりたいなら綿生地のジャージ、スタイリングはクラシックだけど性能は現代的な物が欲しいという方はメッシュ生地のジャージがおすすめです。

お気に入りのジャージを見つけてクラシックなスタイルでバイクを楽しみましょう！