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ガエルネ「G-RS」と「G-RT」は使い方で選ぼう!2つの違いと向いているシュチュエーションを比較!

ガエルネからリリースされたオンロードライディングブーツの「G-RS」と「G-RT」。

一見ほとんど同じブーツに見えますが、実は細かいところが違うんです。

今回はどういう違いがあって、どう使い分けるべきなのか、この2モデルを徹底検証していきます!

ライディングをサポートしてくれるブーツ

G-RS

「G-RS」は「G-RW」の後継モデルで、ガエルネ独自のフローティングシステムを用いたフレームをブーツ後方に装備しています。
オンロードライディングブーツで想定されるシフトチェンジ、ブレーキング、荷重移動のなどの動きは動かしやすく転倒などで考えられるねじれなど不測の動きは抑制してくれるんです。

スペックとしてはレーシングモデル一歩手前の公道最高峰モデルです。

着脱はサイドファスナー式を採用。
オフロードブーツのようにレザーとプラスチックをかけ合わせて使っている部分が少ないので馴染みはかなり早いように感じます
一番最初の履き始めこそ固く感じる一瞬はありましたが、バイクで走ったり、降りて歩いたりしているうちに自然と足に馴染んできます。

履き始めて初日にかなり馴染むので徐々に慣らして育てていく、というよりも履き始めたらすぐにポテンシャルを発揮してくれました

こちらが「G-RS」のフレーム。
オフロードモデルでも上級モデルはどれもフレームを採用していますが、「G-RS」のフレームも要は同じで縦の動きは柔軟ですが、横方向の動きはこのフレームが抑制してくれるんです。

ブーツに直接全てのフレームが付いているわけではなく、フローティングしているためレザーのしなやかな動かしやすさはそのまま
足首部分にピポッドが入っているため、足首を軸に縦方向の動きに柔軟に対応してくれます。

G-RT

「G-RT」は「Gエボリューション5」の後継モデルで今回モデルチェンジされ、より洗練された機能とデザインを取り入れて進化しました。

基本構成はマイクロファイバー(人工皮革)がメインとなっていて、プラスチックパーツは少なめでフレームなどは付いてません
「G-RS」と同じくサイドファスナー式となっていて、ファスナー周辺部分に伸縮性を持たせているので脱ぎ履きのしやすさはピカイチです。

「G-RS」とフレーム以外同じに見えますが、実は細かいパターンや切り返しが少し違っていて、フレームがあるかないかの違いだけではありません

内装の裏地にメッシュ生地を採用しているのは「G-RS」も同様ですが、「G-RT」のほうがプラスチックパーツが少ないためもあってか長時間履いたときの快適性は「G-RT」のほうが若干上に感じます。

フレームがない分、「G-RT」は細身でスタイリッシュなフォルム。
フレーム付きだと思いっきりスポーツバイクと合わせたくなりますが、この感じなら合わせるバイクも限定せず、ツーリングでも違和感なく使えるデザインです。

2つの決定的な違いは?

「G-RS」と「G-RT」、この2つの決定的な違いは細かく挙げると多々ありますが、やはり大きいのはフレームのありなし

どちらもライディングに必要な縦の動きは動かしやすいですが、フレーム付きの「G-RS」は縦の動き方がサポートされているような、徹底的に足首を縦方向に動かす動きだけにフォーカスされています。
それ以外のねじれや横方向の動きはかなり頑張らないと動かないため、ライディングだけに振った作りと言えるでしょう。

「G-RT」はフレームがないため、縦の動きだけ動かしやすいのは変わりませんが、横方向は頑張れば動いてしまうため矯正という意味では「G-RS」よりも力は弱め。
ですが前傾がキツくないバイクや、降りて歩いたりすると「G-RS」以上に色んな方向に柔軟に動くため「ブーツを履いている」という装着感が薄いんです。
「G-RT」はライディングはもちろんですがそれだけでなく、出先で歩くなども含めたもっと幅広いシチュエーションに対応しているブーツだと言えるでしょう。

「G-RS」はスーパースポーツのような前傾姿勢のバイクに乗っていて、ワインディングやサーキット走行など、スポーツライディングメインで使いたい方におすすめです。

ライディングに関しての動き方や操作のしやすさは抜群!
ですが何日もかけたロングツーリングや降りて歩くなどは想定されていないため、週末の日中だけスポーツバイクを楽しみたいという使い方に一番適しています。

「G-RT」は前傾のスポーツバイクでも問題なく使用できますが、スポーツネイキッドなど前傾過ぎず、多少直立ポジションのバイクでも使うことができます
「G-RS」を直立ポジションで使うこともできますが、フレームが邪魔して多少動かしにくいと感じる一瞬がありました。

その点「G-RT」は様々なシチュエーションを想定しているため、バイクを限定しすぎず、長時間履き続けるツーリングや降りて歩く場合なども便利に使えるブーツです。

どちらもつま先、かかと、くるぶし、すね部分にプロテクターを搭載しているのでフレーム無しの「G-RT」でも十分にプロテクションを発揮してくれます。

僕も履くまでは絶対フレーム付きの「G-RS」のほうがいい!と思っていたんですが、いざ履いてみると今となっては「G-RT」の柔軟さがあったほうが使いやすいなと思います。

どちらも履けばライディングしやすくなるのは間違いないので、走るシチュエーションや使い方で選んでみてください!

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