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防水グローブはどういう差がある?ノックス「ハドリー」VS「コバート」の違いと防水グローブの選び方を解説!

UPDATE : 2021.08.10

雨の中バイクに乗ることって普通はあんまり無い状況ですが、バイクで通勤通学している方の場合は仕方なく雨でも乗るパターンは多いと思います。
またツーリングしか乗らない方でも出先で突然雨に降られてしまったり、バイクに乗っていたらいつかは雨の中走らなければならない状況に出くわすはず。

そういうときのためにバイク用レインウェアがあるわけですが、今回は雨の浸水を防いでくれる防水グローブについて。

イギリスのプロテクションメーカーKNOXから販売されている防水グローブ「ハドリー」と「コバート 」を比較していきます!

革製防水グローブ

左がコバート、右がハドリーです。

まずは手の甲側から比較していくとハドリーは0.8mm厚の牛革アリニン仕上げ
手触りが柔らかく、質感も牛革らしい高級感ある感じです。

一方コバートは表面に撥水加工を施したゴートスキンレザー(ヤギ革)を採用しているので牛革とは質感が違い、柔らかくしなやかに動かせますが多少光沢感があります。

どちらも革の裏面に「Knox Seal(ノックス・シール)」というシーリングが施されていて、外からの水はシャットアウト、中からの水蒸気は逃してくれるという雨の中走ってもグローブ内部はドライで快適という仕様になっています。

次に手のひら側ですが、どちらも素材が違うので質感は違えど、デザインや配置は似ています。
ハドリーは手の甲側と同じくゴートスキンとAMARA (アマラ) 合成皮革を使用。

コバートも同じくAMARA (アマラ) 合成皮革を使用していますが、より滑りにくいように滑り止め加工がされています
見た目通り、実際使ってみてもコバートのほうがグリップ力はハドリーより上です。

どちらもKNOXおなじみのSPSシステムを搭載しています。

ここまでの印象ではどちらも同等のスペックですが、ハドリーは同社のハンブリーのデザインと同系統でかなりファッショナブル

一方のコバートもかっこいいですが、どちらかといえばバイク用品っぽいデザインとなっています。

ナックル部分での比較

ハドリーとコバートのナックル部分はどちらもマイクロロックプロテクターを採用

通常時は柔らかく、こぶしにフィットしますが、衝撃が加わると固くなってしっかり守ってくれる素材です。

しかし2つを比べてみると、ハドリーのナックルのほうが厚さが薄く、こぶしにフィットしやすい印象。ハドリーはマイクロロックと合わせてジェルが内蔵されています。

コバートもフィットしてくれますが、ジェル内臓のハドリーのほうがフィット感は高い印象です。

指のプロテクションも違う

細かい部分ですが、指部分のプロテクションにも差があります。

ハドリーは手のひら側からサイドにかけて親指以外の4本にヌバックを使った切り替え装飾が付いています。切り替え装飾のみで中にはプロテクターは入っていませんが、耐久性を向上させています。

コバートは親指、手の甲、手首の外側に4mm厚のマイクロロックパネルを内蔵しています。入っている箇所が多いのとマイクロロックというのも合わさって、この点コバートのほうが保護性能は高いでしょう。

装着しての違いは大きい

次に装着した場合での違い。

ハドリーは袖口にも蛇腹形状を取り入れていて伸縮性があり、リフトアンドロック機能を搭載

手を入れてベルトを引っ張るだけで袖口全体を締め付け、従来のマジックテープ式のグローブより簡単に装着することができます。袖口も広く入れやすさも問題ありません

コバートは袖口がガントレットタイプとなっていて、手を入れて手首部分のベルクロで締め付けを調整します。こちらも袖口が広いので手の入れやすさは中々の高ポイント

近差でコバートのほうが入れやすいと思います。

丈の長さも違う

この2つのグローブ、実は大きな違いがもう一つあって、ハドリーはショートカフ(丈)、コバートはロングカフなんです。

実際に2つを並べてみると長さに大きな差はありませんが、装着してレインウェアを着た時にこの違いが響いてきます

ハドリーはグローブの上にレインウェアの袖口を被せる形になります。内側にレインウェアを入れることもできますが、丈が短いので風の影響でレインウェアとグローブの間に隙間が出きてしまいます。

しかしコバートはレインウェアを被せることも、外側に出して使うことも両方できるんです。

コバートの手のひら側の袖口には、被せた時にこれ以上前にズレていかないようガイドが付いています。レインウェアの形にもよりますが、どちらもできてガイドが付いているコバートが優勢

バイク用品らしいデザインとだけあって機能はコバートのほうが多めです。

雨での防水性能は違う?

実際にこの2つのグローブで雨の中を走ってみました。

ハドリーのほうがグローブ全体が分厚い感覚で、適度に通気はしてくれますが、実際雨に降られっぱなしだと多少内部のムレが気になるかも…。雨とは関係なく秋冬でも使えそうな厚さです。

しかし防水性能は一級品!
2時間降られっぱなしでも全く浸水しません!
その後も何回か雨の中試してみましたが、結局一度も浸水はありませんでした

続いてコバート。

防水グローブとは言え厚さは一般的なレザーグローブと同等な装着感
内部の通気具合もハドリーよりムレないと思います。
雨に関係なく春秋など少し肌寒いくらいでちょうどよく使えました。

肝心の防水性能はある程度の雨は弾いてくれて浸水しません。しかし2時間ほど走り続けるとゆっくり、じわーと浸水してきました。気づかないほどゆっくりですが、外してみると内装が濡れていて、徐々に染み込んできている様子。

多少の雨なら弾いてくれるし、防水グローブとしてはしっかり機能していますが、縫い目が多いためなのか、完全防水ではありませんでした。1時間位なら余裕で防水してくれます

総合的に比較してみると防水性能はハドリーのほうが上でした。

防水以外の使いみちで決めるのも手!

今回2つのグローブを比較してみましたが、どちらも良いところはあります。個人的にはコバートは雨よりも肌寒い時期のグローブとして使いやすくて愛用しています。

普段も使えて、いざという時でも防水してくれる、という意味ではコバートはよくできているグローブです。

ハドリーは完全防水で最強の雨グローブだと思います。ファッション性にも優れているので秋冬の普段使いも重宝しています。

値段はハドリー¥17,600(税込)に対し、コバートは¥19,800(税込)とどちらも同じ価格帯

雨の日しか使わないなら完全防水のハドリー、普段使いもできて多少の雨を防いでくれるのがコバートなので、雨の日にバイクで走るシチュエーションの多さで選ぶのも良し、防水は二の次にして普段使いのしやすさで選ぶのも手だと思います!