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似てるけど別物?ガエルネ「No.145」と「Gストーン」の違いを解説!

オフロードブーツだけでなくライディングブーツ全般を取り扱うガエルネですが、ヘリテージモデルNo.145とネオレトロモデルGストーンは見た目はほとんど同じ。

ですが中身はバイクで言う旧車と現行車レベルで違うんです。

今回はそんな2モデルの違いを解説していきます!

見た目と機能が対象的なブーツ


こちら左がNo.145のワインレッドカラー、右がGストーンです。
並べて見比べると尚更似てますね…。

Gストーンはくるぶし部分にプロテクションが入っています。

No.145は靴紐を結ぶタイプですが、対してGストーンは内側にファスナー付き

紐も付いていますが、締め付けの調整だけで脱ぎ剥ぎはファスナーだけで完結することができます。

どちらも足首までのブーツですが、背面から見るとGストーンのほうが少しだけ長め。
ソールはNo.145のほうが分厚くなっています。

全体のフォルムもGストーンのほうが細くシュッとしたライン、対してNo.145は丸みのある作りです。

ここからはもっと詳しい中身の違いを解説していきますが、全体の比較をまとめた表がこちら。

No.145 Gストーン
見た目 ワークブーツ ワークブーツ
作り 昔ながらの製法 最新技術を盛り込んだ製法
プロテクション 厚い革で覆う 部分的にガードを入れる
着脱方法 紐×ファスナー
防水方法 厚い革で覆う 防水フィルムを内側搭載
ソール 剛性重視で硬く厚い 操作性重視で柔軟に動く
操作性 3ヶ月経って自分の思い通り 買った日から良好
寿命 成長も遅い分、寿命が長い パーツそれぞれに寿命がある

No.145、Gストーンどちらも見た目は似ていますが、中身や性能は真逆と言っていいほど違うブーツなんです。

質感もまるで違う

Gストーン


Gストーンの革は厚さ2mm弱ほど(一般的な革靴とほぼ同じ厚さ)。
履いた感触も柔らかく、新品から履き始めてすぐに足に馴染んできます

写真のGストーンは半年ほど履き込んでますが、いい具合にシワ感が出てきて曲げやすさ抜群。

ソールは圧着型というスニーカー等と同じ工法で作られています。
この見た目のブーツですが、Gストーンはスニーカーと同じように履けるよう設計された現代的なブーツ

おかげで写真のような曲げ方をしても負担なく曲がってくれる履きやすいブーツなんです。

おまけにGストーンは防水透湿のゴアテックス搭載

内装は布になっていてその下にゴアテックスのフィルムが入っています。

ブーツで気になるシフトペダル下の入れやすさもGストーンは履き始めから全く問題なし
スニーカーとほとんど変わらない履き心地。

機能面もしっかり現代で通用するハイテクブーツなんです。

No.145


No.145は昔ながらの伝統を受け継いだヘリテージモデル
ファスナーなんて現代的なものはもちろん付いていないので脱ぎ履きは毎回靴紐を結ぶタイプです。

しかしこれはGストーンには無い渋さでもあります。

革の厚さは3mmほどとかなりの厚さ(一般的な革靴より1mm以上厚い)。
Gストーンは全体を柔らかく、急所にプロテクターを入れるという構造ですが、No.145は頑丈な革でプロテクターを入れず全体を守るという考え。

なのでGストーンに比べると断然剛性が高く、曲げようとしても履き始めてから足に馴染むまでは簡単には曲がりません

ソールはノルウェイジャン製法と呼ばれる昔の登山靴などにも使われた本格派の製法
縫い目は2本糸が出ているのが特徴です。

ブーツが使えなくなるほど壊れることは何十年経ってもほぼ無いと言われるほど頑丈な作りとなっています。

No.145は内装もレザーとなっていて防水フィルムなども入ってません。
長時間雨に当たり続けると浸水しますが、当時防水フィルムという技術はなくレザーの厚さで多少の防水性は兼ねています

履き始めは硬いですが、足に馴染んでくると内装のレザーがフィットしてきます。

シフトペダル操作は履き始めはちょっと大変かもしれません…。
レザーが慣れてシワが入ってくるとGストーン以上に操りやすくなりますが、履き手とブーツがシンクロするまではあまり曲がらないのでちょっとだけコツが必要。

僕は2ヶ月履いてやっとシフト操作が楽に感じるまでにシンクロしました。

GストーンがハイテクブーツならNo.145は昔ながらの本格派レザーブーツなんです。

お互いに魅力は別物


ご紹介したとおり、Gストーンは見た目からは想像できないほど現代的なスペックを持ったハイテクブーツ。
防水もしてくれるし、最初から履きやすいし、バイクに乗る時だけでなく街を歩くときにも使える万能さもあります。

しかし履きやすい反面、No.145に比べると耐久性は劣ります
もっと言えばNo.145と比べてしまうとなんちゃって感もあるわけです。

No.145は本気のブーツ好きも納得するような本物のレザーブーツなので長い目で相棒として地道に育てていくことに魅力を感じる方にぴったりなブーツ。
Gストーンのような履きやすさもハイテクさもありませんが、Gストーンが持っていない渋さや、レザー本来の履き手とシンクロする本気ブーツならではの良さがあるんです。

レザーのみで構成されているので耐久性も抜群、馴染んできたときの自分の体の一部のように動かせる感覚は他のどのガエルネブーツよりも高いかもしれません。

まとめ

見た目はほぼ一緒でも正反対なキャラクターの2モデル。
誰にでもおすすめできるのはGストーンですが、No.145の相棒的良さも是非体感してほしいのが本音です。

僕はGストーンとNo.145の兄弟モデルフーガを2つとも愛用していますが、フラッとバイクで出かけて降りてからも多少歩く場合はGストーン、丸一日のツーリングなどガンガンバイクに乗るときはフーガを履いています。

2つ使いこなすとどんなシチュエーションでもどちらかのブーツのメリットを活かせるのでかなり便利。

みなさんも自分にあったブーツを選んでライディングブーツの魅力を体感してみてください!

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