ガエルネのストリートライディングブーツの各キャラを紹介していくこの企画。
最後となる今回はタフギア編。
他のブーツとテイストが違いますが、機能で選ぶなら一番特化したモデルかもしれません!
バイクで必要な機能満載
タフギアは今回の4種の中で一番機能に特化しているブーツ。
10年以上人気を誇り続けるガエルネのロングセラーモデルです。
デザインもカジュアルというよりは、どちらかというとバイク用品っぽさがあるので、ライダースウェアやオフロードウェアなどと合わせやすくなっています。
一番の特徴は履き心地。
足首までのブーツにしては珍しい、オフロードブーツ同様のバックルを採用しています。
ストラップの長さの調整やバックルのフック位置(2段階)で締めつけ感を細かく調整できるため、シチュエーションに合わせて理想的な履き心地にすることができます。
バックルを上と下2つ閉じるだけなので、脱ぎ履きもかなり楽(個人差ありますが、下手するとファスナーより楽かも?)。
名前の通りタフな作りとなっていてプロテクション性能も他の4種より高く、頑丈な作りとなっています。
蒸れに関しても気にならず、ゴアテックスではありませんが内装に速乾性が高い素材を採用しているため、真夏でも不快感は全くありませんでした。
柔らかい、というよりは分厚い素材に足を包まれているような感覚なので足の曲がりや細かい動きをダイレクト反映してくれます。
本革の質感を持つマイクロファイバーという素材(合皮)で作られているため、本革ブーツのように徐々に馴染んでいくのではなく履いてすぐ足の形に馴染んでくれます。
ライディングブーツでよくある足を曲げにくいこともなく、履き始めてすぐ写真のような曲げ方も楽々です。
ビブラムソール搭載
タフギアのソールは登山靴などでも有名なビブラムソールを搭載しています。
オフロードなどの荒れた路面でもしっかり踏ん張りが効くので、ライトな林道ツーリングやアドベンチャー的な走り方でも活躍してくれます。
アドベンチャーブーツやオフロードブーツほどではありませんが、気軽に履けるストリートブーツの中ではかなりハイスペックです。
サイズ感は?
サイズ感は今回の4種の中では少し小さく感じるかもしれません。
僕は普段のスニーカーが26.5cmで、タフギアは27.5cmを使っています。
Gストーンなども同じサイズですが、タフギアの方がホールド感が強いためバックルで少し緩めに調整しました。
多少緩くてもバックルで締め付ければ履けてしまいますが、あまり緩すぎると全体の適度な締めつけ感を体感できないので、ワンサイズアップ〜余裕を見積もっても3サイズアップくらいがちょうど良くタフギアの強みを活かせると思います。
走りをサポートする相棒
ライディングブーツはバイクに乗った時に機能を発揮するもの。
タフギアは乗り手のシビアな感覚をそのまま反映してくれるのでツーリングのお供には最適です。
履き始めて一番感動したのはステップワークとシフト、ブレーキペダルの感覚が凄く掴みやすいこと。
極端な話、ライディングブーツはスニーカーなどと比べると生地も靴底も分厚いので、慣れるまではペダルまでの感覚が掴みにくいんですが、タフギアは分厚いのにその厚さを感じずにペダル操作ができます。
ステップの踏み変えなどでも引っかかりがなく、感覚だけで言えば足がそのままタフギア分大きく膨れたイメージ。
ある程度までは自由に曲がって、過度に曲がってしまう辺りでクッションが効いてくるのでストリートブーツとしては理想的なフィーリングです。
タフギアの強みはシチュエーションに関係なくバイクに乗ってれば活かすことができますが、個人的に一番使いたいのはロングツーリング。
一泊二日のキャンツーなど、長距離を走って降りた後でも行動する時に一番オススメです。
履き心地とバイクに必要な機能性を極めた、足元の相棒的ブーツでした!
まとめ
ライディングブーツって一括にしてもそれぞれ特徴や味があります。
今回の4種はタフギア以外カジュアルなデザインと機能を両立させていましたが、タフギアはその中で言えば機能メインなキャラクター。
カジュアルさはありませんが、バイクに乗る上で足元をしっかり支えてくれて長時間快適に履くことができます。
ガエルネブーツの中で足首までの長さでここまで機能を持ったブーツは他に無いので、まずはライディングブーツの機能を体感してみたいという方にもハマりやすいブーツでした!
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